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NGPブログ

卒業生とNGP活動~活躍する先輩の声~

関櫻子さん写真サイズ加工-1

東京大学教養学部理科三類2年 関さん「NGP活動が進路決定に大きな役割。医科学研究の道へ」

  NGPブログでは、在校生のNGP活動の様子を報告していますが、今回は卒業生のお話です。
 東京大学教養学部理科三類2年生の関櫻子さんに、在学中のNGP活動についてお話を聞くことができました。関さんは、1、2年の課題研究を経て、3年次も総合の時間「グローカルアカデミア」を選択してNGP活動を続け、学校外の発表にも積極的に参加しました。非常に専門性の高い研究内容で、課題研究発表会で研究方法について質問が出た際には、「専門家が県外の大学にいたので、フィールドワークはせずにメールで何度もやり取りをしながら研究を進めていった。現地を訪問するフィールドワークだけではない、研究のやり方もある。」と、研究のやり方は多様であることに触れ、自分に適した研究方法はひとつではないことを後輩たちに話してくれました。
 さて、どんな研究をしてきたのか、進路選択にどう関わったのか、課題研究を通して感じたこと、以下、先輩の声を掲載します!

●東京大学教養学部理科三類2年 関櫻子さん(令和7年3月卒業)
 小学生の頃から感染症やウイルスに関心があったので、私はNGPの時間を利用してウイルスの探究をしようと決めて、個人研究を開始しました。
 高校2年次には、COVID-19や類縁のコロナウイルスと、その自然宿主と一般に言われているコウモリとの関係性に着目しました。この探究では、文献調査だけではなく、複数の大学の先生方に連絡をとり、メールでお話をお聞きするなどして活動を進めました。NGPでは個人研究にもそれぞれ担当の先生がついてくださり、研究方針を相談できたことが大きな支えになったと感じています。英語の学術論文を読んだり、この分野の最先端の研究に触れたりすることで、将来研究者になりたいという自分の目標を明確にすることができました。
 高校3年次には、さらにウイルスそのものの仕組みについて知りたいと考え、インフルエンザウイルスの分子機構に関する研究を行いました。細かい分子機構など、一つ一つにこだわりながら研究を進めることができたように思います。また夏休みには「第44回数理の翼 夏季セミナー」に参加し、2年間の研究を総括して参加者発表を行いました。
 これらの活動が進路を決める上でも大きな役割を果たしました。また、入試においてもこうした研究内容を面接官にプレゼンテーションする機会があり、高校での探究の成果を発揮することができたと考えています。
 現在は大学に進学し、授業を受ける傍ら高校生の頃から関心をもっていた医科学研究所の研究室に通っています。高校生の当時はなかなか実験を行う環境がないことに悩んでいましたが、大学進学後は多くの実験にかかわり経験を積むことができています。現在扱っているテーマは、2年次の研究内容の延長線上にあるものなので、NGPの活動がそのまま活きていることを感じています。高校時代に読んでいた論文の内容が先行研究として取り上げられることもあり、早い時期から自分の興味関心を深めておくことの重要性にあらためて気づくことができました。

 関さん、ありがとうございました。NGPブログは日々の活動と合わせて、今後も卒業生とNGP活動の関わりも紹介していければと思います。

関櫻子_2枚目
関櫻子_3枚目